マルチ&悪徳商法SOS−FILE   http://www.sos-file.com/
オレオレ詐欺 備     考 キーワード
「オレだよ、オレ」と、息子や孫を装い、事故を起こしたなどと嘘を言い、多額の現金を振り込ませる手口。一人暮らしの御年寄りがターゲットとなっている。
「オレだよ、オレ」
「○○ちゃんかい?」
「うん、そう」
・・・オレ、と名乗った時に名前を答えてしまうと思うツボになってしまうので、注意が必要。中には機転を利かせて、事故で死んだ孫の名前を口にして被害を免れた人もいる。この手の電話が来たら、全く実在しない名前を答えてみるのも手のようだ。
また、手口も色々と変化し巧妙になっている。自宅で一人留守番をしている、両親や祖父母に注意を呼びかけ、万一の時はどういう話し方をするかなども打ち合わせておく事が大切かもしれない。
手口一覧
・ヤクザに監禁された。借金を支払わないと殺される。
・保証人が逃げたので、変わりに支払わなければならない。
・交通事故を起こして、修理代が必要。
・警官を名乗り「息子が事故を起こした」修理代を請求。
・怒られるから、父(母)には言わないで。
・孫を誘拐した。金を支払え。
・女性を妊娠させたので慰謝料としてお金が必要だ。
2003年10月05日
 山形県大江町左沢の無職女性(64)が、息子を名乗る男から「ヤクザに監禁された」と電話があり、600万円をだまし取られていた。

 調べでは、3日午前9時半ごろ、女性宅に関東地方に住む30歳代の長男の名前を名乗る男から「ヤクザから殺される」と電話があった。さらに別の男の声で「息子の借金300万を払え。支払いを確認しないと息子を解放しない」と電話が入ったという。その後、同様の電話が数回あり、女性は同日中に指定の銀行口座に計600万円を5回に分けて振り込んだ。
 女性は長男と連絡を取り、だまされたことに気付いたという。
2003年10月17日
 大分県別府、宇佐両市と山国町で17日、一人暮らしのお年寄り3人が相次いで「オレオレ詐欺」の被害に遭った。3件とも若い男の声で、うち2件は振込先が東京都内の銀行口座、電話がかかったのも同時間帯だった。

 調べでは、午前11時半ごろ、山国町の無職女性(68)方に「オレや」という電話がかかり、二男の名前を言ったところ「そうや、助けて」と答えた。別の男が電話口に出て「保証人の友人が逃げたので、息子さんが300万円払わなければならない」などと言い、二男と信じた女性は町内の金融機関から指定の口座に現金300万円を振り込んだ。その後、長男を通じて二男に確認したところ、だまされたことが判明。現金は既に引き出されていた。

 午前11時45分ごろには宇佐市内の無職女性(75)方に「事故を起こした。修理代100万円が必要」と電話があった。女性は関東にいる孫と思い込み、近くの銀行のATM(現金自動受払機)から指定された都銀の支店口座に100万円を振り込んだ。直後に男から教えられた携帯電話番号を確認したところ孫の番号と違っており、都銀に連絡したが、既に都内の別の支店で引き出されていた。

 正午ごろには、別府市内の農業男性(75)方に同じ趣旨で50万円の振り込みを求める電話があった。声が大分市内に住む孫に似ており、「怒られるからお父さんに絶対に言わないで」と懇願されたため、男性は近くの銀行から指定された別の都銀の支店口座へ現金50万円を振り込んだ。直後に孫の携帯電話に連絡したところ、事故を起こしていないことがわかった。

2003年10月31日
 金沢市内の無職の女性(65)が、警察官や息子らを装った電話に応じ、指定された口座に300万円を振り込み、だまし取られていたことが31日分かった。石川県警金沢中署は、息子や孫などを装ってだます「オレオレ詐欺」の新手口とみて捜査している。

 同署によると、10月29日午前11時ごろ、石川県警の警察官を名乗る男が電話で、「お宅の息子さんが交通事故を起こしました」と言い、事故の概要を説明。代わって出た相手方と名乗る男が「けがも大したことはない。示談で済ませたい」と話した。

 その後、息子役が「大丈夫だ。すぐに振り込んでくれ」。さらに、再び警察官役が、「相手方は出張で金沢に来ており、早急に帰りたいと言っている。車の修理費用約200万円をすぐ振り込んで欲しい」と、銀行の口座番号を指定した。

 女性が約1時間後に200万円を振り込んだ後、また警察官役から電話があり、「さらに修理費が100万円くらい必要になった」と言われ、100万円を振り込んだという。

 3人はそれぞれ別人の声だったという。夕方になって女性が、同市内に暮らす30代の息子に確認したところ、事故の事実がなかったため発覚した。
2003年11月14日
「孫を誘拐したので金を払え」と高齢者宅に電話をかけ、現金を振り込ませようとする事件が、今年に入り東京都内で34件確認されていることが警視庁捜査1課の調べで分かった。このうち2件は現金計225万円を脅し取られている。息子や孫を装った「オレオレ詐欺」事件の新手の手口とみられ、同課は恐喝事件として捜査しているが、「まず通報を」と注意を呼びかけている。
2003年11月29日
 警察官を名乗って電話をかけ、交通事故の示談の仲介をするように話して愛知郡内の女性から現金135万円をだまし取る事件が27日、発生した。全国で多発する「オレオレ詐欺」で、県警は県内で同様の事件が38件起き、被害総額は約3400万円に上るとして注意を呼びかけている。

  捜査2課などによると、27日午後1時半ごろ、愛知郡内のパート女性(61)宅に警察官を名乗る男から「息子さんが交通事故を起こした。事情聴取中で電話に出られないが、相手に代わる」と電話があった。その相手が「車の修理代を振り込んでほしい」と話すと、女性は近くの銀行から、横浜市内の銀行の指定口座に現金135万円を振り込んだ。その後、女性が息子に連絡して、息子が事故を起こしていないと分かり、愛知川署に相談に来たという。

  県警によると、息子や警察官などになりすましたオレオレ詐欺は、県内では今年5月下旬から38件発生している。うち5件は警察官を名乗っていた。実際に現金を振り込んだのは21件で、20万〜500万円をだまし取られており、被害総額は約3400万円に上るという。

  被害の内訳は、愛知郡のケースのように交通事故を理由にしたものが31件、息子と名乗る男が「友達の保証人になったが、お金を払わないといけない」と金の借用を求めたものが1件、「女性を妊娠させたので慰謝料としてお金が必要だ」などの理由が6件だった。

  被害は県内全域に広がっており、電話の声はすべて男で、被害者の多くが女性という。県警は「警察官が示談の仲介で県民に電話をかけることは一切ない」などと説明している。
2003年12月1日
 先月14日の午前9時頃、台東区雷門に住む不動産業の77歳の女性の自宅に、長男を装った男から電話があった。
 
 男は電話口で「会社のコンピュータを壊してしまった。修理に必要な1300万円を立て替えてくれ」と話し、JR上野駅近くの路上で、「奥村」という男に現金を手渡すよう指示。男を息子だと信じ込んだ女性は、近くの銀行から現金1300万円を引き出し、待ち合わせ場所に現れた「奥村」と名乗る男に、現金を手渡した。
オレオレ詐欺による被害は、今年に入り全国で22億円6000万円に上っていて、警視庁は注意を呼びかけている。
2003年12月17日
16日午後0時50分ごろ、茨城県友部町の無職男性(78)方に警察官を名乗る男から「あなたの息子が交通事故を起こした。示談金として328万円を振り込んでほしい」と電話があり、指定された銀行口座に全額振り込んだ。だが、同日夜、会社員の長男(48)が帰宅してだまされたことに気付き笠間署に通報した。
2003年12月20日
 警察官を装った男が交通事故の示談を勧め、現金をだまし取る事件が、旭川市で19日に、札幌市で18日にあり、それぞれ190万円と30万円の被害に遭った。「オレオレ詐欺」に類似した手口。道警は「警察官が示談の仲介をすることはない。お金を振り込む前に、本人に確認してほしい」と注意を呼びかけている。

  旭川中央署の調べでは、旭川市の無職女性(67)宅に19日午後、深川署員を名乗る男から「息子さんが交通事故を起こした。相手は東京の弁護士で妊娠中の奥さんが運ばれた。示談にしたいと言っている」と電話があった。息子を装った別の男の指示で190万円を銀行に振り込んだという。

  同署管内では、8日にも深川署員を名乗った同様の詐欺事件があり、約156万円をだまし取られた。

  札幌北署の調べでは、札幌市北区の主婦(56)宅に18日午後、警察官を名乗る男から「息子さんが本州のヤクザの男に追突事故を起こした。示談にした方がいい」と電話があり、続けて組員を装った男が示談金30万円を要求。主婦は電話口で泣きじゃくる声を息子と信じ、銀行から30万円を振り込んだという。
2003年12月21日
 沖縄県糸満署(新城格署長)は5日、「おれおれ詐欺」に狙われ、郵便局窓口で指定口座に入金しようとしていた女性(73)=具志頭村=を助け、被害を未然防止した具志頭郵便局の久場川かおる総務主任(37)=糸満市=に感謝状を贈った。

 同署や関係者によると、11月26日午前9時ごろ、京都府内に住む学生の孫を装う男が「交通事故を起こした友人の保証人になっている。現金500万円を指定の郵便局の口座に振り込んでほしい」と電話で女性に入金を依頼した。

 男は「監禁されている」と泣きながら話したため、女性は詳しい事情を聴けないまま孫と思い込んだ。現金100万円の振り込みを約束、男の携帯電話の番号を聞いて郵便局に向かった。

 女性は定期預金を解約し、指定口座に振り込もうとしていた。郵便局の窓口で顔見知りの久場川さんに男との電話連絡を頼んだ。

 男の話しぶりが「学生のようでない」と感じた久場川さんは、指定の口座を照会し、名義人が孫でないことを突き止めた。振り込みをやめるよう説得しながら、女性の娘で孫の母親(京都府在)を通して孫に確認するなどして詐欺を見破った。

 久場川さんは「孫を思うやさしいお年寄りの気持ちに付け入る許せない犯罪。防げたのは運が良かった」と振り返る。難を逃れた女性は「孫が大変な目に遭ったと思い込んだ。いまは電話を取るのが怖い」と話した。

 糸満署の新城署長は「相手の立場で親身になって対応したことが事件を防いだ」と、久場川さんの手柄をたたえた。
2003年12月23日
 富山県警捜査2課と入善署は21日、電話で孫を装う「おれおれ詐欺」の手口で女性から現金をだまし取ったとして、東京都中野区上高田3丁目、無職太田覚容疑者(20)を詐欺の疑いで逮捕した。県内で発生した「おれおれ詐欺」事件で、容疑者を逮捕したのは初めて。

 調べでは、太田容疑者は今月中旬、朝日町内の無職女性(78)宅に電話し、女性の孫を装って現金10万円をだまし取った疑い。容疑を認めているという。

 電話を受けた女性が孫と勘違いし名前を呼んだことから、孫を装った太田容疑者が「正月に(女性の)家に行く。すぐに30万円送って欲しい」などと話した。女性はその日のうちに郵便局から電信為替で、太田容疑者が偽名で開設した郵便物仲介業者の私書箱に現金10万円を送金したという。

 女性が数日後、「孫に現金を送った」とその母親に告げ、母親が孫に確認したところ、そのような事実がなかったため、被害届を出した。同署は太田容疑者に余罪があるとみて調べている。

 同課によると、15日現在、県内で発生した「おれおれ詐欺」の認知件数は92件。うち39件が実際に被害に遭い、約4400万円がだまし取られている。
2003年12月23日
 22日午前11時半ごろ、群馬県沼田市の無職男性(87)宅に、県内に住む会社員の長男(44)を装って、「消費者金融に200万円の負債ができた。現金を振り込んでくれ」との電話があった。
 男性はこの直後に、電話の男が指定した銀行口座に現金200万円を振り込んだが、同日夜になって長男に連絡を取ったところ、電話の相手が長男ではないことが判明。23日、沼田署に被害を届け出た。
 同市では19日にも、無職女性(78)宅に、孫を装った男から同様の電話があり、現金100万円をだまし取られる事件があり、同署で関連を調べている。
2003年12月24日
 群馬県沼田市のお年寄り2人が相次いで、「オレオレ詐欺」に遭い計300万円がだまし取られる事件があった。沼田署が調べている。

 同署によると、22日午前8時半ごろ、同市内の男性(87)方に電話があり、電話をとった男性の妻が男の声で「おばあちゃん?」と呼びかけられた。妻は県内に住む長男(44)と思いこみ、妻にかわって電話に出た男性も長男だと思い、「サラ金で借金が200万できた」と頼まれ、同日午前11時半ごろ、市内の銀行から、指定された銀行口座に振り込んだという。

 同日午後9時ごろ、夫婦は長男と連絡が取れ、ただしたところ詐欺だと分かったという。男性はオレオレ詐欺のことは知っていたが、「まさか自分が被害に遭うとは思っていなかった」と話しているという。

 また19日午前9時半ごろ、市内の女性(78)方に、都内に住む孫を名乗る男の声で「サラ金で借金ができた」と100万円の銀行振り込みを依頼する電話があった。本人だと信じ込んだ女性はすぐに、市内の銀行から指定された銀行口座に金を振り込んだという。

 振り込んだ銀行の口座は違うが、同署は同一犯の可能性も含めて捜査をしている。
2003年12月25日
埼玉県狭山市の無職女性(74)方に、男性の声で「おれだけど、今やくざに囲まれて殴られている。300万円出さないと殺されるので、すぐに玄関に置いてくれ」と電話があった。
 女性は、同居する無職の長男(36)と思いこんで銀行から現金を引き出し、玄関前に300万円入りの紙袋を置き、約20分後に確認したところ、無くなっていた。同日午後8時ごろに帰宅した長男に確認し、だまされたことに気付いた。