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「ものつくり屋」さんvsニュースキンEX武史さん 備     考 キーワード 苦情件数
討論会
「ものつくり屋」 さん 2000年 07月 05日 11時 00分 10秒
こんにちは、ニュースキンEX武史さん。別段「説き伏せよう」なんて気は全く無いのですが、
アムウェイとかニュースキンの置かれている状況について、私の考えている事を少し述べさせて
頂きます。

まず私は、MLMというシステムそのものを「手抜きのある欠陥システム」だと考えています。
その根底には、「不完全な人間が完全な仕事に近づくために組織化される」という考え方があり
ます。一般的な営業とは少し違いますが、「御社の装置にこういうオプションが付くのなら購入
の対象とする」と私が言い、「できます、ぜひ」と大見得をきった営業マンが上司と共に来て
「特許の関係で弊社ではできませんでした」と謝罪するなどという事も経験してきました。1営
業マンの「勘違いトーク」であっても「会社の発言」と考え「誤りは会社として糾す」ことで、
取引契約の根底に必要な、「完全を目指している」という信頼は保たれる訳です。一般企業では
「外から見て企業内部と思われる」者を「管理下に置こう」とします。当然、代償として報酬を
払います。管理下に置いて教育中の利益に結びつかない時でもです。そうしないと完全な「管理
」が出来ないからです。また、人も選びます。そうやって不完全な人間によって引き起こされる
様々な行き違いを「会社として対応できる」レベルまで下げようとするのです。MLMをみてい
ると、この部分に大きな「手抜き」を感じる訳です。「手抜き」は利益を生みますから、さぞお
いしい事だろうと思います。

近所のスーパーでは、雪印製品があっという間に姿を消しています。大阪工場の製品が入る地域
では無いにも関わらずです。消費者が常日頃から表面的に意識している訳ではありませんが、
「名の通った企業=完全を目指す姿勢を持つ企業=安心できる企業」という部分が有るように思
えます。完全を目指す姿勢がなければ名が通るまで成長できないという思いこみがあるからです。

さて、アムウェイ、ニュースキンといったMLM大手に関して言うと、「名が知れ始める」時期
にさしかかっている様に見えます。そして、社会が「完全を目指す姿勢」を評価し始めている訳
です。アムウェイなどを見ていると「姿勢を作ろう(あるいは作ろうとしていると見せよう)」
とした形跡があります。また、社会の「完全を目指す姿勢」の追求を様々な形でかわそうとした
形跡もみえます。しかし、本質的な「手抜き」システムでは構築できない様に見えます。

「観光地のまずい蕎麦屋」が小さいままであれば「予備知識のない一見客」だけでやってこれた
のですが、事業拡大で様々なガイドブックも無視できない大型の店になったって所でしょうかね。

ニュースキンEX武史 さん 2000年 07月 05日 12時 36分 14秒
「ものつくり屋」さんへ

こんにちわ。ご意見ありがとう御座います。特に、「説き伏せられるもんか!」とか
そう言う事は思ってませんので、どんどんご意見を頂けると嬉しいです。

>「手抜き」は利益を生みますから、さぞおいしい事だろうと思います。

→なるほど………。つまり、その手抜きのしわ寄せ、もしくは綻びの象徴がこの
 掲示板と言える訳ですね。
 MLMは元々、「いかに効率良く製品を流通させるか?」という命題を解決しようとして
 生まれた流通形態だと、船井幸雄さんの本には書いてありました。
 しかし、MLMには研修制度はないし(セミナーやミーティングはあるものの、義務ではない)
 それゆえ、ど素人が首を突っ込んで、痛い目を見る事が多々あるし、
 そのような人のまわりにいる人も迷惑をこうむるという事ですよね?
 こういった意見を踏まえて、我々EX以上の人間がダウンの管理に
 一層力を注ぐ必要があると感じました。

>本質的な「手抜き」システムでは構築できない様に見えます。

→上記の理由から、教育環境が整っていなければ、素人販売員を次々に生み出して行く
 結果になってしまい、同時に「手抜きのしわ寄せ」が増えるから、
 「完璧な姿勢を求める社会」には結局浸透しないという意味でよろしいですか?
 出来れば詳しくここを突っ込んで所見をお聞かせ下さい。お願いします。

「ものつくり屋」 さん 2000年 07月 07日 18時 55分 52秒
こんにちは、ニュースキンEX武史さん。レスが遅くなってすみません。

>上記の理由から、教育環境が整っていなければ、素人販売員を次々に生み出して行く
>結果になってしまい、同時に「手抜きのしわ寄せ」が増えるから、
>「完璧な姿勢を求める社会」には結局浸透しないという意味でよろしいですか?
>出来れば詳しくここを突っ込んで所見をお聞かせ下さい。お願いします。

今、雪印さんが叩かれていますね。あの食中毒事件が業界最大手の雪印ではなく「殆どの人が名も知らない」食品企業だったらどうでしょうね。新聞の3面に小さく載りニュースでも30秒くらい放送されて終わりなのではないでしょうか。被害者には不幸なことですが、世間も「変な食品買うと危ないからきちんとしたとこのを買おう」という教訓を得て終わるのかな?

世間に「名が通る」と言うことは、一般に経営を有利にする方向に働きます。しかし、反面があります。「名が通る」につれて「問題があれば大きく報道される」様になります。どの企業であれ、「名が知れ始める」時期には、この「問題が大きく取り上げられる」という試練を乗り越える必要があります。普通の企業で有れば「社内制度を整え社員教育を徹底する」事により乗り越えて行きます。社内制度にせよ、社員教育にせよ短期的には「利益を減らす」方向が多いですし、社員にとっては「枷をはめられる」部分もあります。それまでは「夜討ち朝駆け」的な強引な営業をやっていても、競合他社から「品のない営業をする」という悪評を立てられ、それが全体の営業成績に響いたりすると「品の良い営業に変える」必要も出てくるのです。

そのような変更が可能になるのは「完全歩合」ではなく「基本給保証」がある場合だけのように思えます。なぜならその様な社員教育は「個人の売り上げを短期的には確実に減らす」からです。アムウェイなどでは、DTに対して「倫理綱領に従うよう」という通達は出しているようですが、完全に問題を無くす様な実効は上がっていないように見えますね。

教育環境を整備する程度で、「問題が大きく取り上げられる」という事態に対処できるとは思えない理由は、様々な掲示板においてMLM参加者の方の発言からも容易に導き出されます。
多くの方が「組織のくびきから離れ」「自分の努力の結果が直接利益に反映する」ことに魅力を感じておられるからです。組織に従うのが嫌な人を集めて置いて「組織のイメージを守る」ために「利益を減らすような努力」を要請するというのは大変だろうと思いますよ。