「まりあ」さんの AW 体験記

まえがき

私がアムウェイ(以下AW)と遭遇したのは全部で4回。そのうちディストリビューター(以下DT)になったのは(ならされた)のは2回。その中でも特に2回目にDTにならされた時のことを今回は中心に書こうと思います。

T・二度目のサインアップ

「友達が早く(AWに)サインしたいと言っている。俺も商品が欲しいしDTを紹介して欲しい。」今回のDTになるきっかけはこの言葉からだったと思います。以前、同じAWのグループで数年ぶりに再会した私たち。意気投合して交際を始めて数ヵ月後には、DT契約を解約。その当時AWでの借金30万とその他のクレジット70万を親に借りて一括返済。私は月々3万円を親に返済することで、AWから覚醒しました。一方、主人にもその当時AWで30万程の借金がありました。主人の方はその借金は「主人の両親が全額支払うこと」でAWを解約していたので、その後結婚して再び「アムDTになる」事など、私自身は夢にも思っていませんでした。

 主人は言い出したら聞かない性格で、「DTの知人を紹介して。じゃなければ、前のグループに入る」をしつこいように繰り返しました。今思えば、そこで「(AWに)サインしたい」という主人の友達に確認を取るべきでしたし、安易に以前同じ職場にいた女性A.Yを信用した私も馬鹿だったと思います。私たちがいた「前グループ」は、「夜中に買うまで電話」したり「他社クレジット」を連発するような強引なグループ(しかも人間関係も汚い)でしたから、「それだけは絶対に、何が何でも阻止いなければ」と思い、A.Yに条件をつけてたうえで主人と会ってもらうことにしました。

A.Yに提示した条件
主人は朝早く、夜遅くまで勤務する不規則な仕事に従事しているので、夜遅くいろいろとするのは辞めて欲しい。本職に差し障りのない様にして欲しい。

A.Yは「もちろん」そう言い、主人はA.Yのダウンとして、パートナーの欄に私の名前を記入し(私は何も言う機会はなし)私たちは2度目のDT登録をしたのでした。


U・DT登録後

数ヵ月後、A.Yのアップで、女性のMというエメラルドDDが現れました。当時、東京在住の彼女の登場から提示した条件はことごとく破られ、とんでもない状態へと進んでいきました。

ある日、このエメラルドMとA.Yを中心に化粧品のデモを行うようになってしました。最初、私たち夫婦も参加することになっていましたが、デモの数日前、私自身「AW反対」のという気持ちと、私はその当時化粧品会社で働いていたのですがA.Yに「外資系は(価格が)高くて、強い(よくない)」と言われ、挙句の果てにはAWの化粧品の薀蓄並べ立てられ、腹を立てたことを思い出しました。そして「(デモに)行かない。」と断ったことで主人は怒り、私は一人実家で休日を過ごし、主人はAW化粧品のデモへと出かけ、この先休日を二人で過ごすことを主人はしだいに嫌がるようになって来ました。


V・家庭の崩壊

 だんだん主人の顔つきがおかしく思えるようになってきました。やがて、主人宛にA.YやエメラルドのMが毎日の様に電話してくるようになり、主人も仕事が終わった後夜遅くまで遊んで帰る(帰宅は2時3時になることもあった)。さらに、夜11時以降、主人の携帯電話が頻繁に鳴り響く事が多くなってきました。私はこのころぐらいから、自宅の電話の音や主人の携帯電話の音に少しずつ恐怖感を持つようにさえなってきて、よく耳鳴りがするようになって来ていました。そんなある日の休日、その携帯電話を自宅に忘れて仕事に行った主人に留守電が入ったのです。「昨日はお疲れ様でした。××くん(主人の名前)のリーダー的素質に、私は感激、嬉しく思いました。」A.Yの声でした。前日の夜、私は主人から「送別会に行って来る」と聞いていて、主人の帰宅も遅かったのです。それが「AW」だったとは。嘘をついてまで。主人は嘘をつくような人ではありませんでした。以前DTになった時も、交際をはじめてからも、引き取り手がなければ保健所送りになってしまうかもしれない子猫の命でさえ大切に思うそんな心のやさしい人だったのに。

「こんな嘘までつかれ、AWに染まった毎日を我慢して寂しく過ごす
そんな生活はもうたくさん!!」私はバタバタと荷物をまとめ、証拠の品である主人の携帯電話を持ち、「嘘つき」と書置きを残して無我夢中で実家に帰りました。


携帯電話を持って帰った私でしたが、その日予想通りA.Yから電話があったのです。
色々と口論をするうちにA.Yは「マリアちゃんは思いやりがない」「AWは思いやりのビジネス」と「思いやり」と言う言葉を連発。腹を立て興奮していた私は「あなたこそ人の家に首突っ込んで。解りもしないくせに思いやりなんて知ったこというのやめて!!旦那に毎日電話するのやめて!!夜遅く毎日電話して、人の家庭生活むちゃくちゃにして何が楽しいの!思いやりがあるならもう電話してこないで!」このような言葉を言ったと思います。その後、私は「過喚起症候群」と言う発作のようなものを起こし病院に担ぎ込まれました。Dr.は「こうなった理由は解るね。」そう言い、心療内科を受診するように指示されました。極度に興奮したのと、精神的ショック、ストレスからきたものでした。耳鳴りはやはり前兆だったのです。その後心療内科を受診し「パニック症候群・自律神経失調症」と診断されました。毎晩の様に「AWのDTからの電話」「音」「主人の冷徹な顔」悪夢となって、ほとんど熟睡することさえ出来なくなってしまいました。主治医は「要因を取り除くために」と主人にも細かく「状態」「治療方針」「スイッチになる要因」を話してくれ、週に1度のペースで主人と会う様になっていました。少しずつ落ち着いてきたようにも思えたのですが、私の体重は徐々に減り始め、周りの人からも「大丈夫なの?」と、言われるほどに減少していきました。その後「狭くてプライベートな空間がない(1DKだった)から引っ越したい」その意向を伝えるために、一緒に住んでいたアパートへと私は行きました。「いる筈なのに。」そう思って部屋に入ると、部屋の中は「万年床の上に貯金箱の中身(小銭)をばら撒き、AWのデモキットが置かれ、なかったはずの空気清浄機が大きく腰を据え、他AW製品が置かれている」と言う有様で、とても人が住むような部屋ではなくなっていたのです。「空気清浄機を買う現金は持ってないはず。」見るとローン用紙がありました。契約日は9月×日。主人が「送別会」と言っていた日。「嘘はついていない、本当に送別会だった」その言葉を信じたかった。そしてそのことが「スイッチ」となり、私はとんでもないことをいてしまいました。「自殺未遂」です。今の私ならこんなことは考えなかったでしょうが


W・その後

 主人とは新しい家に引越し、心に傷は残っているものの、一緒に生活を始めていました。主人は「嫁さんは病気でおかしい」と数人に話している様子でしたが、そう聞いた方にも私は本当のこと、今まであった事を話し、「AWをやめて欲しい。AWの実態」を話した上で協力的な方も出てきました。

 私は事件を起こす前から「消費者センター」を通じて「AWコーディネーター I」と話しA.YとエメラルドMに対し「あの家庭に入らないように」と注意・警告をしてもらっていました。しかし、後で知ったことですが、主人は東京の友人のところへ遊びに行くといっていたのですが、「エメラルドのMと遊んでいた」「関東に住む主人の友人がMの自宅へ連れて行かれた」「東京に住んでいたMが私たちの住む××市へ引っ越している」「別の主人の友達は退会しているのにもかかわらずMの自宅へ連れて行かれた」「私の職場の目と鼻の先の飲食店でミーティングしていた」「AWのチェーンメールのようなもの『山FCAからの手紙』数人に送っていた」と言うことを知りました。「コーディネーターの勧告はあってないようなもの」そう思いました。所詮AW側の人間であって、被害者の立場にたって考える人ではないのだそう思いました。


 そんな折に知人から私宛にあるホームページのコピーが届きました。 「アム■■■問題を被害者とともに考える会」「昔のやさしかったあのときの顔に戻って欲しい」「脱会するためには、まず情報を」そう思い、このコピーを手にして数ヶ月度にパソコンを購入。そこで私だけでなく、主人にもいろんな情報に触れて欲しいと思ったのですが、そううまくは進みませんでした。私は家事が満足に出来なかったのと不規則な生活からか何度も自宅で倒れたこともあり、その当時ついていた仕事に限界を感じていました。収入面で待遇が良かったのも主人がAWの走る原因と考え、私は仕事をやめました。
 その一ヵ月後、私は新しい命を授かりました。過去に二度流産した経験もあったのでとても私は嬉しかった。しかし主人は違いました。「子供は要らない。自分は俺のやりたいこと(AW)に反対するし邪魔をする。自分とは考え方が合わない。」実家の私の両親も「出来る限り援助するから、生ませてやって欲しい」そう言いましたが、首を縦には振ってくれませんでした。その後、私は切迫流産で入院することになったのですが、見舞いに来た時も「子供は要らない」の言葉に、同室に入院する妊婦さんもその様子を見て「ひどすぎる」と言うぐらいでした。


 私は今「おろせ」と言った主人とは、離婚を前提とした別居生活を送っています。決して後悔はしていません。AWで「思いやり」なんて言葉を使っていましたが「おろせ、要らない」は、決して思いやりのある言葉とは思いませんが

 「思いやり」って何だろう。私は「無償の愛情」だと思います。「生命の尊さ」や「相手の気持ち」が解ってこそ「思いやり」って芽生えるものではないでしょうか?


では、あのA.YとエメラルドMの「思いやり」って何でしょう?それは「お金」ではないでしょうか?「お金がある=幸せである」、「幸せになるにはお金が要る」そう思っているのでしょうか?彼女たちは「他人の幸せを願う思いやりのビジネス」とAWを言いました。本当にそうなのでしょうか?こんなことぐらいで「ノイローゼになるのがおかしい。」そういう方もいらっしゃると思います。ただ、考えて欲しいのです。AWを買うために夫婦2人で働いてきているのじゃないし、それはイヤだった。休日だって、二人一緒になることは早々なかった。休日ぐらい二人で出かけたり、ショッピングしたり、疲れていれば家でのんびりしたり。そんな休日をAWに侵されたくなかった。そして仕事から帰っても二人でいっしょにいる時間は数時間しかない。そんなときに毎日電話されていい思いする人が普通いますか?特に一人が否定派の場合。誰だって「いいかげんにして」そんな気持ちになりませんか?これは結婚1年目からの起こったことなのです。一番誰だって楽しくありたい時期に、毎日の様に電話され、AWに侵された生活を誰が楽しく過ごせるのですか?これが思いやりなのでしょうか?電話してきた時間にしたって「思いやりのある時間」だったとは思えません。緊急の場合ならまだしも、毎日の様に。私には「他人の幸せを願う」と言ったのは「自分のため」と聞こえてならないのです。Mがより稼ぐためにA.Yがポイントを、A・Yが稼ぐために主人がと。主人の下位系列のポイントを伸ばすためにMとA・Yが動く。それが主人のためでしょうか?心の奥底には「自分の稼ぎ」があるからではないですか?それが繰り返されて本当に「思いやりのビジネス」そう言えるのでしょうか?他人のプライベートな時間を奪ってまで



X・あとがき

主人ですが、AWにサインして間もないころ「ユニティー」にもサインしていましたし、今現在は「シナジーワールド」にもサインしている様子です。根っからMLMが好きなのでしょうね。私は出産を控え、今から母子2人になっても生活できるように資格を取ろうと勉強しています。あの当時、私も未熟だったとおもいます。主人の場合、事前に防げればよかったのですが、こうなってしまった以上、ある程度本人が納得するまで、そのまま放っておく方が良いと思っています。色々私が言うことで、余計に人様に「強制する」ような事態を避けるためにも、今はそのようにしているのです。


本人が覚醒しはじめた時、そばに私は居るかどうかはわかりませんが、いる時には何かしら手を差し伸べられることが出来るようになっておきたいとそう思っています。


Y・おまけ

AWにおいて特に注意して欲しいと私が思ったことをココに書いておきます。

クレジットについて(大きく二つに分かれます)
アムウェイクレジット(東総信)と他社クレジット

特に後者のクレジットには注意。オリコやGEキャピタルファイナンスを利用したもので、信販会社とのDDとの間に代理店が入る。契約書には商品の名前を記入するが、実は「キャッシングのようなもの」で金利も高い上に、代理店に中間マージンを差し引かれ、契約者の口座に振り込まれると言うもの。私が以前組んだローンはこのローンだった。

電     話
酷いグループになると、夜中買うまで電話してくることがある(特に月末)。
全くビジネスをするつもりなく、消費者として入会しているなら、最初からその旨を伝えておくことが大切と思われる。

化  粧  品
肌にやさしく安いは嘘。化粧品は個人によって「合う」「合わない」があるので、肌の弱い人は、どこを使うにしても必ずサンプルから使うことが鉄則。(指定成分にまけている場合もあります)表示を見ると、AWも他社と同じ様に指定成分は入っています。特にアレルギーを持っている人は調べて使うことをお勧めします。DTはそこまで専門の知識は持っていないので、鵜呑みにしてセットで購入するのは危ないと思います。(過去にドライスキンの方がDTにオイリー用を勧められ肌荒れが酷くなったのを見たことがあります。)化粧品は医薬品ではないので「治療」するものではありません。「治る」と言う言葉に惑わされないように。価格は私にはちょっと高いように思えますが(内容成分を考慮した上で)。